
早春の芽生えの季節が大好きだった主人。寒い冬を越え、真っ先に花を咲かす桜。主人の実家のある地方は雪国で、ことさら桜の花が好きでした。丁度この霊園にキャストガラスメモリアルとして展示されていた、グリーンのガラスへの桜の花びらの彫刻がとても美しく、主人との思い出がよみがえるようでした。いくつかの霊園を見学していましたが後日、息子、娘にこの霊園のこのお墓を見てもらい、「お母さんがいいと思うならそれでいいよ・・・」との子供達の言葉で、ここでお墓を設けることを決めました。私たちに愛情をそそいでくれた主人がここに居てくれるようです。




神戸市 Т様
1300mm×1250mm、新2聖地墓所
巻き石: インドアーバン
墓石 : インドY-1・キャストガラスメモリアルブルークラッシュ

若かったあの頃主人と出会い、いろんな場所に連れて行ってもらったことを思い出します。何処に行くのもワーゲンの古いビートルでしたね。お墓の隅にはそんなビートルの彫刻をお願いしました。何度か途中で止まってしまいその度に、小さな私が大きなビートルを押したことを思い出します。どこに出かける時も、いつもおしゃれだった。このブルーのガラス墓はそんな主人に似合うと思い、私が選びました。緑の深い色の石は息子がえらびました。私の好きな「さくら」の花の彫刻をお願いしました。私たち家族にとってここは主人に会える場所。そんな気がしています。


